silkytone

思ったことと感じたことと備忘録

ラブライブ!サンシャイン!!TVアニメ2期 13話のメモ

サンシャイン2期13話のメモです。
考察も多分ありますが、考察記事と言えるほどのものではありません。

 

 

大きい部分は最後に持ってくるとして、細々と思ったことを。

OP青ジャンの新カット、3年生の変化が非常に良かった。
図書室の戸を閉める時の花丸が、1stのきんちゃんのMCと重なって見えた。普段はおどけて見せたりもするけれど、心の内にはもっと普通の女の子らしい感情が沢山あったんだなって。
曜ちゃんの梨子ちゃんへの想い、ただただ最高という他ない...。
善子が多分誰よりも涙もろくて寂しがりやなのは今に始まった話じゃないけど、ここまで描写されるととても切ない。

 

前半で学校への感謝を。ひとつひとつお世話になった部屋を閉めていく過程で、日常のありがたさに気付く。

学校に思い思いの寄せ書きをするということは、学校に自分たちがいた証を残すということ、その過程で手や顔についたインクは、同じ様に、自分たちがその学校の生徒である証。
卒業式という最後の瞬間までその証を落とさないのは、最後の最後まで浦の星女学院の生徒であろうとした皆の意志。

 

正門を閉じる時の日が沈む演出が2期1話との対比になっててエモい。

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「何もかも、一歩一歩、私達が過ごした時間の全てが、それが輝きだったんだ。」

探していた"輝き"の答えは誰もが持っていて、それぞれの普通の日常の中にあるものだった。夢に向かって、諦めずに頑張る日々こそが"輝き"だった。
普通な自分を抜け出したくて、特別な存在に憧れていた子達がずっと探していた"輝き"が、そういうものだったって気付くストーリー、本当に美しい。

Aqoursとの日常を思い出しながら、学校の屋上で涙を流すシーンは無印2期13話の穂乃果との対比に見える。
あの時の穂乃果は泣かなかっただけでなく、「やり遂げたよ、最後まで」とさえ言っている。
"成し遂げた"穂乃果と、過程に"輝き"を見出した千歌との対比。
中途半端が嫌いな千歌にとって、「やり残したことなどない」と思えるのはずっと先のことで、 でもだからこそいつまでも挑戦し続けられる。これはどっちが優れているとかじゃなくて、2人の性格と、2人にとっての"輝き"の在り方によるもの。

 

出会いという"奇跡"から始まって、浦の星女学院の名前をラブライブ!の"軌跡"に残して、そうしていたら、Aqoursの"軌跡"そのものが"輝き"になっていたんだね。"キセキ"にここまでの意味を持たせられるなんて。

文句無く最高の作品だ。本当にありがとうございました。

 

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今日この日、浦の星女学院は、その長い歴史に幕を閉じることになりました。
でも、私達の心に、この学校の景色はずっと残っていきます。
それを胸に、新たな道を歩めることを、浦の星女学院の生徒であったことを、誇りに想います。
みなさんもどうか、そのことを忘れないでください。

只今を持って、浦の星女学院を、閉校します。

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歌詞

夢を駆けてきた(僕達の)
Wonderful story(全力で)
輝いた ストーリーさ

いつもいつも追いかけていた
届きそうで届かない(未来を)
だからだからキミに逢えたよ
一緒にいてくれてありがとう

足りないって気分悔しかったんだ(もっと欲しくなる)
特別な何か探す冒険 そしてここに来て やっとみつけた

ほんとは持ってたんだよ(僕たちは) 皆持ってた(胸に)
眠る輝き 目覚める前のちから
夢を駆けてきた(僕達の)物語 (一杯の)思い出からは流れるメロディ 新しい夢が聞こえる
遠くへまた行こうよ Dreaming Days

青い鳥(探してた)見つけたんだ(でも)
籠にはね(入れないで)自由に飛ばそう(yes)
答えはいつでもこの胸にある
気がついて光があるよ

そうだね 本当は
持ってたんだよ(僕たちは) 皆持ってた(胸に)
眠る輝き目覚める前のちから
夢を駆けてきた(僕達の)物語 (一杯の)思い出からは流れるメロディ 新しい夢が聞こえる

いつかまた始まるんだよ
次のDreaming Days

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わかった。私が探していた輝き、私達の輝き。
足掻いて足掻いて足掻きまくって、やっとわかった。
最初からあったんだ、初めて見たあの時から。
何もかも、一歩一歩、私達が過ごした時間の全てが、それが輝きだったんだ。
探していた私達の、輝きだったんだ。