silkytone

思ったことと感じたことと備忘録

南條愛乃 LIVE TOUR 2016 “N” supported by dアニメストア に参加しました

9月4日から24日まで、名古屋・福岡・大阪・横浜・仙台の5都市で行われた南條愛乃ソロライブツアー、
南條愛乃 LIVE TOUR 2016 “N” supported by dアニメストア
に参加しました。

 

 

 

参加したのは9月4日の名古屋、11日の大阪、19日の横浜の3都市。開設当初からごきんじょるの(南條さんのFC)には入っているのですが、今まで南條さんのソロライブには参加したことがなく、初参加でいきなりツアー複数公演参加ということになりました。

7月13日に発売された南條さんの2ndアルバム「Nのハコ」を引っさげ...携えてのライブツアーということで、このアルバムに入っている新曲全てとそれまでのアルバム・シングルから数曲の計20曲を披露してくれました。ツアー通してセトリが変わったのはカバー曲のみというのは少し意外でしたが、同じ曲だからこそ会場ごとに違いが楽しめると思うとそれも良いものですね。

あ、そうそう。今手元にインタビュー記事が無いので少し言葉が違うかもしれませんが、「Nのハコ」のテーマと同様、このライブツアーにも、
「南條さんが皆にとってどう見えているか、このライブツアーを通して見え方がどう変わったか、はたまた変わらなかったのか」
みたいなテーマがあったので、その辺も少し意識しながら各公演に参加しました。と言ってもライブが始まってしまってからはすっかり忘れて楽しんでしまったのですが。

座席は、名古屋1階右後ろ(ほぼ最後列)、大阪1階3列目真ん中、横浜1階左後ろでした。基本座席運は無い方なので大阪の座席は奇跡としか言えませんね。応募して良かったです。

また、最後の仙台公演を終えるまで演出の詳細やセトリの情報を漏らさないごきんじょさんの暖かさや、おとなりさん(FCの運営の人たち)の可愛らしさに触れられ、良いイベントだなあと感じました。

 

セトリはこんな感じでした。

  1. きみからみたわたし
  2. 灰色ノ街ヘ次グ
  3. oh my holiday!
  4. Recording.
  5. ヒカリノ海
  6. そらほしひとつ
  7. ヒトビトヒトル
  8. あなたの愛した世界
  9. 黄昏のスタアライト
  10. きみを探しに
  11. idc
  12. NECOME
  13. ツナグワタシ
  14. カバー曲
  15. Dear..
  16. ゼロイチキセキ
  17. Simple feelings
  18. 今日もいい天気だよ
  19. EC1 Gerbera
  20. EC2 0-未来-

5,6,7曲目は着席&消灯を頼まれ、演出の光以外は何もない環境で歌を聴いたのですが、これが特に良かったですね。他の人の感想などを見ていてもこのパートはとても評判が良かったように思います。声質と表現力から、南條さんにはバラードが1番マッチしていると思っているので、じっくり耳で堪能できたのはとても良い体験でした。

8,9,10曲目はグリザイアメドレーということで、ショートサイズ(とはいえ結構長め)での披露でした。セトリにMCのタイミングを書いていないので、今見るとバラードの流れからこれやったのかと驚きますが、そこをなんとかするのが南條さんのMC力ですね。

メドレーが終わって衣装替えだったのですが、その間に披露されたバンドメンバーの演奏がまた良かったです。ラジオ曰く公演ごとに微妙にアレンジが違うそうですが、流石にそこまでは判別できませんでした。仙台公演の八木さん(ドラムの人)が凄かったらしく、ぜひ見たかったですね...。 

11曲目の「idc」はもうただただ可愛かったですね。白を基調とした可愛らしい衣装とノリの良い振り付けと南條さんのお声がもう最高でした...。idcはアルバム発売当初から特に人気のある曲ですが、このライブ以降は聴くだけで踊っている南條さんが頭に浮かぶようになりましたし、ますます好きになりましたね。あの振り付けは...覚えたい...。

ラジオで南條さんが、「こういうのが好きなんだろー。知ってる知ってる」みたいなことを言っていましたが、いやぁ全くぐうの音も出ません。

 

やはり特に印象的だったのは「Dear..」と「Simple feelings」でしょうか。Dear..はラブライブ!で共演している飯田里穂さんが作詞をしている曲。見てみればすぐわかりますが、超が付くほどにどストレートな歌詞です。あざとい。また、Simple feelingsは裏テーマとして絵里の目を通して見た景色を表現しています。

初回の名古屋公演の時から泣きそうにはなっていたのですが、横浜公演は会場に対しての想いもあって特に来るものがありました。いや、3rdライブは参加していないんですけれど、それでも。

南條さんは普段はクールというかあまりテンションが高くないので、ラジオなどでもあまり感情をさらけ出すことは無いのですが、だからこそ歌に篭った感情の強さに心を揺さぶられますね。

 

アンコール前最後の曲は「今日もいい天気だよ」。10年近く前に南條さんが名付けた(更新されない)ブログのタイトルであり、「Nのハコ」に収録されている中で最も好きな曲でした。

僕はこの曲が最も南條さんらしい曲だと思っています。このライブツアーに向けて色々なラジオを聴いて、色々なインタビュー記事を見ました。自分を語る南條さんの言葉を見聴きする度に、この人が一体どのような人なのかますますわからなくなっていたのですが、この曲を聴くとふわふわしていた人物像がはっきりと形を成していくような気がしました。

 

南條さんのパーソナリティを言葉で表現できるとは思っていませんが、誤解を恐れずに言うのであれば、結局、僕が思う「南條さんらしさ」は柔軟性にあると思うのです。

ある環境に対して、躊躇なく自分を変えて順応する能力が非常に高く、それでいて強い芯を持っているため、本質からブレることは無い。だからファンも安心してついて行ける。

あれだけ多種多様な楽曲が詰まった「Nのハコ」の13曲を見事に「南條愛乃」の曲として歌いこなしたのも、この柔軟性ゆえなのではないでしょうか。
(や、柔軟性ゆえにこれほど多種多様な曲が集まったとも言えるのですが。)

このような強さと柔らかさを、この曲はとても良く表現していると思います。自分にとって本当に大切なことをしっかり見定める強さと柔らかさ。とびっきりの南條さんらしさが詰め込まれたこの曲は、少しの寄り道も無く僕の心に染み渡りました。

ちなみに、名古屋と大阪は雨予報を跳ね返しての「いい天気」でしたが、横浜はずっと雨でした。雨だったからこそ、南條さんと居られた数時間が僕にとって雨を跳ね返すような素敵な時間に感じられて非常に良かったです。本当に「いい天気」でした。

 

 

最後はアンコールとして披露された2曲。どちらも本当に好きな曲なので、最高の環境で聴くことが出来て感無量でした。

やはり、と言うのもアレですが、0-未来-は特に思い入れが強いんだろうなあというのがひしひしと伝わってきましたね。曲のテーマがあまりにも強く、最後の曲でありながら次への期待感に溢れたフィナーレになったと感じます。川田まみさんの南條さんへの期待みたいなものも同時に感じました。

歌手としてまた1歩ステージを進めたであろう南條さんの今後の活躍がとても楽しみです。

 

 

...本当は舞台演出についても触れようと思っていたのですが、ここまで書いたら疲れたのでやめます。参加していないのであればdアニメストアに直に公開されるであろう横浜公演を何度も何度も見て欲しいです。

今ひとつだけ言いたいのは、前から3列目だと南條さんが可愛すぎて南條さんしか見ないので、舞台演出は残念ながら目に入らないぞ...と。